経営管理

夏休みの子供を襲うバイアス魔とその克服法
経営管理 · 25日 7月 2024
計画の立て方から工夫し、実現可能な行動でバイアスを克服しよう 小学生の皆さん、自分の判断が時に誤ることがあるのをご存知ですか? 災害時なんかに「自分は大丈夫」と思い込み、避難が遅れるといった話を聞いたことありませんか?(「正常性バイアス」)また、周りの人の行動に流され、自分の意見を持つことが難しくなるといった経験もありますよね(「同調性バイアス」)。さらに、計画が甘くなり、夏休みの宿題を先延ばしにしてしまい、最後に焦ってしまうことって毎年の行事になったりしていませんか(「楽観性バイアス」)。 計画を立てる際には、現実的な見積もりを行い、余裕を持たせることが大切です。 これらのバイアスが計画錯誤の原因となります。計画錯誤とは、物事が予想以上に進まないことを甘く見積もってしまう現象です。たとえば、「こんなの楽勝」と思っていた課題に、実際には多くの時間がかかり、最終的に計画通りに進められなかった、といった経験ありませんか。 計画錯誤を防ぐためには、現実的な見積もりを行い、余裕を持たせることが大切です。過去の失敗から学び、毎日少しずつ進めることで、大きな成果を得ることができます。

自分で考え行動する力を養おう
経営管理 · 18日 7月 2024
ポジティブに問題を解決する力を身につけよう 問題解決には「なぜ?」と「どうやって?」という二つのアプローチがあります。「なぜ?」を尋ねることは原因追究に役立ちますが、しつこく問い続けると解決策が見つからないことが多いです。何度も「なぜ」を問い続けると、自分の内面に問う分には構いませんが、相手に対しては最終的には遺伝や環境といった手の施しようがない問題に行きつくことがあります。原因追究は責任追及になりやすく、相手のモチベーションを下げるリスクもあります。 ですのでこんな時には「どうやって?」と解決策を考える方が有効です。自分で解決策を見つけ、行動に移すことで、問題解決能力が向上します。ビジネスにおいても同様で、「どうやったら次は同じ問題が起こらないか」を考えることで、具体的な対策を自分で見つけることができます。知識だけでなく、実践的な思考力を養うことで、未来のビジネスに役立つスキルを身につけましょう。ポジティブなアプローチで問題解決に取り組み、自信を持ってビジネス課題を乗り越えていきましょう。

ポジティブに自分を追い込む力
経営管理 · 03日 7月 2024
ポジティブに自分を追い込む力 新しい挑戦は不安との闘いです。とはいえ、自信がないからといって自分を追い込まないと本当の力は引き出せません。セルフ・ハンディキャップに逃げ込むのではなく、あえて困難な課題に挑戦し、自分にプレッシャーをかけましょう。セルフ・ハンディキャップとは、例えば、業績が悪かったときに「真正面から取り組めば結果は出せた」と自分に言い訳をし、ダメージが減らそうとする思考のことを指します。弱みを強みとして誇示するハンディキャップ理論とは、真逆のものです。 事業で100点を目指すとまわりに宣言し、その達成に向けてひたすら努力することで、本来の力も発揮できます。リーダーシップを取る場面や仕事を任されたときに、ポジティブな態度で臨むことが、成功への鍵となります。ポジティブ・シンキングで事業も自分も成長させましょう。

創意工夫が生んだ回転ずしの成功物語
経営管理 · 02日 7月 2024
回転ずしの発明と技術革新が示すビジネスの可能性 回転ずしは、高級すしを庶民にも楽しんでもらうために大阪のすし職人、白石義明さんが考案しました。1947年に立ち食いずし店を開いた義明さんは、人手不足を解決するため、ビール工場のベルトコンベヤーにヒントを得て、すしを運ぶ仕組みを思いつきました。9年の試行錯誤の末、1958年に回転ずし店「廻る元禄寿司」を開店し、大成功を収めました。 この発明は1970年の大阪万博で全国的に注目され、海外進出も加速。技術革新も重要で、1974年には石野製作所が自動給茶装置を開発し、便利さと楽しさを兼ね備えた新しい食事体験を提供しました。この成功はアナロジー思考の力を示しています。義明さんがビール工場からアイデアを得たように、異なる分野の原理や性質を応用することで、新しい発明やビジネスの改良が生まれます。起業家もアナロジー思考を取り入れることで、創造力を高め、新たなビジネスチャンスを見出しましょう。

自分の思考を改善する方法
経営管理 · 01日 7月 2024
なぜ?を問いかける力とメタ認知で未来のビジネスを拓く 「なぜ?」という疑問を持つことは、問題の本質を見極め、持続可能な解決策を見つけるために重要です。トヨタの「5-Whys」に代表されるように、何度も「なぜ?」を問いかけることで、表面的な解決ではなく、根本原因に対処することが可能です。このアプローチはビジネスにおいても有効であり、深い理解と本質的な解決をもたらします。 また、メタ認知は、自分の思考や行動を客観的に捉え、理解する能力であり、これを身につけることで、学習や問題解決のプロセスを改善し、目標を効率的に達成できます。さらに、デジタル技術の進展により働き方が大きく変わる今、デジタルノマドのように場所に縛られない働き方が注目されています。 これを機に、「なぜ会社に集まって仕事をするのか?」や「なぜ上司は部下を直接監視する必要があるのか?」といった問いかけを通じて、柔軟な働き方を再考することが求められます。メタ認知とWhy思考の力を活用し、未来のビジネスを革新していきましょう。

余白と余裕を持つ習慣
経営管理 · 19日 6月 2024
「効率的な時間管理とパーキンソンの法則」 皆さん、時間管理の重要性ってどの程度意識されていますか? 仕事や勉強において、与えられた時間を有効に使うことは大切ですよね。パーキンソンの法則によると、仕事の量は完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する、といわれています。つまり、締切が遠いと仕事が、そこまでだらだらと延びてしまうわけです。僕たちは、この法則のとおりとならないよう、締切をギリギリにせず、余裕を持って少し早めに設定することで効率的に仕事を進めることを意識しましょう。これは習慣化しないとなかなか体に染み込まないので、学生のうちから宿題を早めに終わらせようと、期限の半分の時間で片付ける強制力を働かせてみてください。そうすることで、余った時間を他の活動や勉強に充てることができます。また、優先順位を明確にし、重要なタスクに集中することも重要です。このような計画的な時間管理の実践は、質の高い成果を上げることにつながっていきます。ギリギリが大好きなな皆さんもパーキンソンの法則を理解し、効率的な時間管理を身につけましょう。

ベンチマークするって簡単じゃない!
経営管理 · 14日 6月 2024
模倣ではなく創造する力とベンチマーキングの重要性 ジェフ・ベゾスは成功するために「他社の真似をすることを厭わない」と述べていますが、単なる模倣ではなく成功の本質を理解することを「真似る」と言っており、勘違いされる方も多いです。ビジネスの世界でも、他社の成功事例を分析し、自社の状況に応じて応用することを考えますが、他社のマーケティング手法や商品戦略を参考にする際には、その背後にある考え方や工夫を見逃さないようにしてください。 完全の模倣ではなく、自分たちの強みを活かし、アレンジすることが独自の価値を創造することであり、成功への鍵です。 ベンチマーキングは、最も優れたやり方を参考にして自社の方法と比較し、改善を図る手法です。他社の優れた事例を徹底的に分析し、自社の業務に応用することが求められます。競合他社や異業種の成功事例を調査し、どの部分が自社にとって有益かを見極めることが重要です。ベンチマーキングを通じて、常に最良の方法を探求し続ける姿勢を持つことで、企業の競争力を高めることができます。 皆さんも、他人の良いところを参考にする際は、その背景にある努力や工夫を見逃さないようにしましょ

こだわりは上書きされるもの
経営管理 · 05日 6月 2024
行動で信念を検証し、新たな挑戦を恐れずに 信念は大切ですが、それを実際に行動で検証することが重要です。小さな一歩を踏み出すことで、自分の信念が正しいかどうかを確認し、必要ならば修正することができます。例えば、新しいチャレンジに取り組む際には、過去の経験を基にしつつも、柔軟な発想で進めることが大切です。過去の蓄積は無駄にならず、常に新しい挑戦の土台となります。信念を持ちながらも、行動を起こして新しい視点を得ることで、信念をさらに磨き上げることができます。過去の経験を手放すことは勇気が必要ですが、それによって新たな可能性が広がります。自分の成長を妨げることなく、信念を持ちながらも、新しい挑戦に積極的に取り組んでいきましょう。

問題は解くことより探し当てる方が大事
経営管理 · 30日 5月 2024
問題発見と論点思考でビジネスを革新する ビジネスの成功には、問題を発見する力とそれを解決する論点思考が不可欠です。僕たちは日常的に目の前の課題を解決しようと急ぎますが、問題の本質を見つけることは難しく、同時に興味深い挑戦だと思うんですね。問題発見のスキルを磨くことで、根本的な問題を理解し、効果的な解決策を見つけることができます。今回取り上げた「ライト、ついてますか?」というメタファーは、問題の本質を見失わずに解決策を見つけることの重要性を強調しています。目からうろこです。ハインリッヒの法則でも、重大事故の背後には多くの軽微な事故が隠れていることから、真因を見つけることの重要性が示されています。 論点思考とは、問題を解決するための適切な論点を見つける方法であり、良い論点は本質を突き、新しい視点を提供し、自分事として取り組めるものでなければなりません。例えば、「どうやったら売り上げが回復するか?」という問いに対し、「クエスチョン・ストーミング」という手法で、多くの問いを出し、それを評価して絞り込んでいきます。問いに主体を加えたり、仮定法やパワーワードを使うことを考えてみましょう!

本当にそうか?自分に問いかけよう
経営管理 · 25日 5月 2024
批判的思考でビジネスの成功と協力を促進する 批判的思考は、ビジネスにおいて非常に重要なスキルです。自分や他人の意見に対して疑問を持ち、真実を探求するための思考法ですが、単なる批判ではなく、建設的な視点から問題を検討し、より良い解決策を見つける手段として活用しましょう。例えば、ビジネス上の意思決定やプロジェクトの進行において、「本当にそうか?」と自問し、直観的な判断を疑うことで、新しい視点を得ることに役立ちます。また、「他に考えられないか?」と問いかけることで、固定観念を打ち破り、幅広い視野を持つことに役立ちます。 ビジネスシーンでは、直感や先入観に基づいた判断が誤りを招くことがよくあります。ですので、批判的思考は、メタ認知的に必要です。チームでのプロジェクトでは、メンバーが批判的思考を活用することで、表面的な意見にとらわれず、深い議論が可能になり、創造的な解決策が生まることにつながります。批判的思考は、対話や議論の質を高め、合理的な意思決定を可能にしてくれます。これにより、他人との協力が円滑に進み、チーム全体のパフォーマンスが向上します。

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